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【修理記録】KVK KM556 水漏れでカートリッジ交換【PZ110S】

投稿日:2019年3月5日 更新日:

キッチンの水の止まりが悪いので修理しました

レバーを下げても水が止まらない

水がポタポタ、レバーも重い、かたい

我が家のキッチンのシングルレバー水洗。水がしっかりと止まらず、雫(しずく)がポタポタと出続けるようになりました。
レバーハンドルも動きがぎこちなく、重くてかたくて、水量の調整がやりづらくなってしまいました。
そこで、修理部品を買って自分で直してみることにしました。

同じ様な症状の方で自分で直したい方にすこしでも参考になればと思います。(自己責任でお願いします)

すこし前から異変がありました

ひと月ほど前から、少しレバーの上げ下げが重いなぁと感じるときが何度かあったのですが、今思えばそれが不調の兆しだったみたいです。

このような症状が出始めたら皆さんも注意してくださいね。

部品探しと入手

部品の型番を調べます

このタイプはレバーの根元に水を止めたり、流したりする、「カートリッジ」という部品がついています。
シングルレバーの場合は、お湯と水を混合させる割合を変化させる仕組みも備えています。
水漏れ(水が止まらない)、レバーが重いといった症状は概ねこのカートリッジを交換すれば直ります。

まずは型番から修理部品を探します。

KVK KM556 シングル水洗レバー

KVK KM556 シングル水洗レバー

シングルレバーの水洗の型番はKM556。メーカーはKVK。

新築購入時からですから、10年以上です。まぁ、寿命と言えば寿命かもしれません。
型番のラベルも長年の水しぶきと掃除に耐えて、ご覧のようにギリギリ判読。
これ、読め無かったり、ラベルが剥がれていたら調べるのに時間がかかります。
で、型番もわかったので部品を良き相棒のGoogle先生で探します。

修理部品は流通しています

「KM556 カートリッジ」で、Amazonでも、楽天でも簡単にヒットして見つかります。

どうやら部品の型番はPZ110Sのようです。

KVK シングルレバーカートリッジ 【PZ110S】(Amazon)

KM556,KM550などに対応しています。レバー水洗が他の型番の場合はKVKのホームページでも交換部品検索ができます。

必要な工具も準備しましょう

必要工具は三つ

カートリッジを外す工具、ナットを外す工具、ネジを緩める工具の3点になります。

まよったら専用工具がおすすめ

念のため、これを使った修理のブログなどをサラッと見て回りました。

それをみて思い出したのですが、カートリッジの交換のためにレバーの分解用工具としてカートリッジ取り外し工具とナット取り外し工具が必要です。
どちらも無くても出来なくはないのですが、レバーに傷がついたりしますし、この専用工具は特に高額でもないので買っておいてもいいかもしれません。

レバーハンドルの下部のともまわりを防ぐ工具

KVK PG26

KVK シングルレバーカートリッジ取外し工具 PG26(Amazon)

上部の38mmナットを回す工具

KVK G22

KVK 固定ナット外し工具 G22(Amazon)

どうしても買いたくない場合は、38ミリのナットがつかめる開口部38ミリ以上のモンキーレンチとウォーターポンププライヤーでもやれないことはないですが、難易度があがります。

スーパー モーターレンチ MF230(Amazon)

その部分を先に写真でお見せすると次の通り。ご覧のように38mmの大きいナットで固定されています。

38mmの固定ナット

38mmの固定ナット

マイナスドライバー推奨

それと、プラスドライバーかマイナスドライバーがいります。(理由は後述しますが、マイナスドライバーのほうがいいです。)

実は以前、実家の同様の修理の時に買ったものが家にあるはずなのですが、行方不明のため、再度購入(笑)。
安い工具とはいえ、たまにしか使わないものに無駄な出費をしてしまいました。
ナット取り外しの方は手持ちのモンキーレンチを使います。

ということで、ポチっとしたので部品到着を待ちます。

部品到着、いざ修理!

今回はAmazonで購入しました。(プライム会員なのですぐ来ます。ありがとう。)

では早速修理交換作業の開始です。

その1.止水栓を閉めます

水を止めて作業です。

まずはこれをしないとカートリッジ外すときに噴水状態になって、必ず水浸しになりますから。
ここでいう「水を止める」というのは止水栓のことです。

我が家はシンクの下の給水管に栓があるのでそれで止めます。
止水栓が無い場合は水道メーターのところでしか止められませんが、大概はどこか途中の経路にあると思います。
止水栓を閉めて念のためレバーを操作しても水が流れないのを確認してから作業を開始します。

公式サイトに作業解説あり

作業の手順はKVKの公式サイトに掲載されています。

これを見てもらえばわかりますが、先に書いたように専用工具ないと作業のハードルがあがります。

その2.レバーハンドルを取ります

手順書の通り、まずはレバーハンドル部分を外します。

KVK KM556 レバーハンドルを外します

KVK KM556 レバーハンドルを外します

カタイ

キャップを取って中のネジを外すのですが、これが硬くてなかなか回りません。
やはり長年の使用でネジも固着しているのでしょうか。

プラスドライバーではねじ山をなめてしまいそうです、というかちょっとなめてしまいました。
そこでこのネジ、マイナスでも回せるようになっていますので、なめるリスクの少ないマイナスドライバーで挑戦。

かなり力をこめてがんばってはずしました。

ネジには緩み防止ロック材が・・・

ネジには緩み防止ロック材が・・・

はずしてみて納得。

緩み防止にネジロック材が塗られていました。どうりで硬いはずです。
手順書にはそのあたりのことは何も書かれていませんので、ひょっとすると私のところだけ施工業者がロック材を塗ったのかもしれませんね。

その3.ナットを外してカートリッジを交換

そして手順書どおりに次に進みます。

カートリッジ(PZ110S)を交換

カートリッジ(PZ110S)を交換

基本的に外して付ける作業だけですので難しくはないですが、要所要所にコツと力がいります。

ここで、専用工具の出番です。

手順書どおりにやるだけなので詳細は省略しますが、ここも結構力がいります。
ですので、思いもよらぬケガや破損を防ぐためにも専用工具の使用をお勧めします。

専用工具(PG26)を使います

専用工具(PG26)を使います

我が家の場合、PG26を穴に合わせるとき、シンクの端の部分との隙間がギリギリで苦労しました。

ついでに水垢がつきまくっているので掃除もしてすっきりさせましょう。

その4.元通りにもどします

カートリッジが外せたらあとは交換して元通りに戻していくだけです。

シングルレバー水洗は構造的にはシンプルなので、水が止まらないとかレバーが重い場合はカートリッジの交換で直ります。
症状が軽いときはカートリッジの掃除でもなおります。

でも私の実家の場合はカートリッジの掃除をして数日は調子がよかったのですが、その後症状が再発して結局交換したので、今回私の家のは即交換することにしました。

手順書にも”難易度★★★(DIYが得意な方向けです)”と書いてありますので、誰でも簡単にできるわけではありませんが、道具とコツと力があれば極端に難しいとは思いませんでした。

以上、参考になれば。

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