VOSTRO 220Sの電源修理
もくじ
電源故障は基本はコンデンサ
電源が不調
お客さんのところに一時期結構導入したDellのスリムタワーシリーズ。
VOSTRO 220Sとか230S。
7,8年使っていますとそれなりに不具合が発生します。
電源ボタンを押しても電源が入らない。
使用中に電源が突然切れる。
こんな症状が頻繁になったとのことでした。
寿命が重なった??
今回、たて続きに数台で電源不良が起きましたので修理しました。
ちなみに、修理中にPCが使えないと困るのでいつも代替品を用意しています。
元々の電源の型番はHIPROのHP-D2506A0(Amazon)。
代替品としては写真のタイプのTFX電源(Amazon)がお勧めです。
玄人志向の方は型番がKRPW-TX300W/90+(Amazon)でSCYTHEがCORE TFX275(Amazon)。
どちらの付属の配線も長すぎず短すぎずで220sなどに最適でした。
ちなみに電源が入らないor入りにくいときはマザーボード上の電池が減っていることもあります。
まずはそちらを先に確認してみてください。
分解して確認します
やはりコンデンサがアウト
よくある故障原因ですが、コンデンサが力尽きて膨張しています。
コンデンサは簡単にいうと電気を貯める装置で、電池のようなもの。
寿命のある電子部品のひとつです。
写真のように、コンデンサの頭部が盛り上がっています。
コンデンサの妊娠とか言ったりしますが、こうなるともうダメです。
同等部品と交換します
とりはずしたコンデンサ、部品の型番は10V 2200uF(Amazon)です。
手持ちにストックがないので、京都のマルツパーツまで買いに走りました。
2個で100円くらいです。
本当はコンデンサ不良の場合は、出来るならば基盤のその他のコンデンサも交換したほうがいいです。
遅かれ早かれ寿命が近い場合が多いですし、ひとつの不良のために他のコンデンサが無理した可能性も高いです。
ハンダ付けは下手くそ
不器用なほうではありませんが、老眼が進行して細かい作業が苦手になってきました。
とりあえず交換しました。
交換後の写真は撮り忘れ。
修理完了
ばっちり動作します
修理して元のパソコンに戻しました。
電源もボタン一発で起動します。
直してから1週間くらい経ちますが、お客さんからも使用途中の突然の電源シャットダウンもなくなったとのこと。
直せるものは直しましょう
買い換えれば数千円の電源です。
決して高額なものではありませんが、故障原因さえわかれば今回のようにかなり安く直すことも出来ます。
もちろん誰でもというわけにはいきませんが。
参考までに。