京都・嵐山を拠点にするノマド的フリーランス親父の日々。

いちげんさん、おこしやす。

【次亜塩素酸水】除菌水の作り方(続編)【ジクロロイソシアヌル酸Na】

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次亜塩素酸水が作れる次亜の素(ジアテクターP)を購入。wakasugiさんの除菌水の素と比べてみました。

次亜塩素酸水関連も少しずつ品薄に

この2ヶ月で一気に知名度アップ

2/16に書いた”次亜塩素酸水の作り方”で紹介した「除菌水の素」もここ最近は入手困難になってきました。
そこで新たに「次亜の素(ジアテクターP)」を買いましたので、その違いなどを書こうと思います。

※このページに直接お越しの方はまずは前編をお読みください。

【次亜塩素酸水】除菌水を手作りしてみました(品薄エタノール不要の作り方)【コロナウイルス対策】

【コロナ対策】次亜塩素酸水(除菌水・消毒液)を「塩素系漂白剤ナシ」で自作 このページは、人体に安全で使いやすくウイルスや菌への効果が強いといわれる「除菌水」次亜塩素酸水の作り方を書いています。ハイター …

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当時はまだ次亜塩素酸水関連はあまり品薄ではありませんでした。

しかしその後、次亜塩素酸水をテレビなどの報道で紹介されはじめました。
また、自治体や企業がアルコール消毒剤の代わりに配布し始めたことで少しずつ売り切れや入荷待ちの商品も増えてきました。

私も”wakasugi 除菌水の素”が80gも持っていれば800リットル分なので当面は大丈夫だと思っていましたが、身内に分けたりしているうち残り少なくなりました。
これはヤバイなーと追加で購入しようとしたら、案の定、売り切れです。

フリマ系のサイトみてみたら転売してる輩ばかり。
私は絶対そんな転売ものは買いません。そもそも何の保証もないし、高額すぎます。
おまけに私のページの写真を無断転用して自分の出品画像にしてるアホもいます。
私、全く関係ないです。写真が見にくくなるので見える形でのクレジットや透かしはいれていませんが、電子透かしなどの別の方法で無断流用は検知できるようにしています。常時、RPAロボットで監視させていますので見つけ次第、警告・対処しています。転売も許せませんが、せめて写真くらい自分で撮れよと。)
転売屋から買うくらいなら、今回の私のようにじっくり探せば正規、同等のものが通常の値段で安心して買うことができます。
下記に紹介してる商品リンクをたどるか、製造元から買ってください。安全性も高くなります。
出所のわからないモノを買って使う勇気は私はありません。
フリマで届いたものがジクロロイソシヌル酸Naかどうか見てわかりますか?
別の化学物質だったどうしますか?
このご時世ですよ、ニセモノや詐欺かもしれませんよ。

wakasugiさんも時間限定で販売されてるみたいですが、販売開始と同時に売り切れて手に入らず。
そこで今回、別の商品を探して購入しましたので、そのレポートになります。

購入した商品は写真のもので、商品名は「次亜の素(120g入タイプ)」です。
注文した翌日にすぐ届きました。

次亜の素(ジアテクターPと同等)


(楽天)ジアテクターP(次亜の素と同等品)
(Amazon)ジアテクターP(次亜の素と同等品)

「[wakasugi]除菌水の素」と「次亜の素(ジアテクターP)」の違い

おおきな違いはほとんどありません

ざっくりwakasugiさんの商品(80g入り)と次亜の素(120g入り)の比較します。

  • 主成分:
    ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムでどちらも同じ。
  • 内容量:
    wakasugi除菌水の素=80g、次亜の素=120g
  • 価格:
    wakasugi除菌水の素=約2000円、次亜の素=約3000円
  • 1gでつくれる1000ppmの原液の量:
    wakasugi除菌水の素=500ml、次亜の素=約600ml
  • 詳細な説明書:
    wakasugi除菌水の素=あり、次亜の素=なし
  • 計量スプーン:
    wakasugi除菌水の素=少し問題あり、次亜の素=ほぼ正確に計れる
  • その他の添加物に関しては記載が無いのでわかりません。

それぞれの内容量を元に、50ppmの濃度で作れるトータル量を計算してみます。
wakasugiさんのほうで800リットル、次亜の素だと1440リットルとなります。

あくまで計算上の話にはなりますが、1リットルあたりおよそ2.7円と2円になります。
コスパでは今回の次亜の素のほうが良い計算になります。

次亜の素を買いました

「ジアテクターP」と「次亜の素」は同じようです。

似ている商品で「ジアテクターP」がありました。

製造元の会社が同じで外見も中身も見たところ同じなので調べたところ、その製造会社の説明ページでは同等の商品と書いてありますのでOEM商品のようです。

私はよく調べずに製造元で買ったのですが、アマゾン、楽天で「ジアテクターP」を買ったほうがお徳だったみたいです。

製造元で買うと(商品)2400円+(送料)750円=3150円。
ネットショップではそれより安く、概ね2980円前後で送料も込みのところが多いです。
さらに各種ポイントが付与されたり、ポイントが使えたりするのでアマゾンか楽天などのネットショップをお勧めします。

(楽天)ジアテクターP(次亜の素と同等品)
(Amazon)ジアテクターP(次亜の素と同等品)

それと、製造元のオンラインショッピングでは支払いにクレジットカードも使えるんですが、なぜかそのページだけSSL化(通信の暗号化)がされていないので、その点は注意してください。
さすがにノーガードでクレジットカード番号を入力するのは怖すぎるので、私は前払いの銀行振り込みで支払いました。

具体的な作り方や使い方、その他の情報などは前編を参考にしてください。

このページでは主に”除菌水の素”と”次亜の素(ジアテクターP)”を両方作って(使って)感じた違いみたいなものをさらっと書こうかと思います。
詳細な情報については販売元、製造元に聞いてくださいね。
ここに書いたこと以上、以外のことは私にはわかりせんので。

「次亜の素」(ジアテクターP)で次亜塩素酸水を作ってみます

注文して翌日に到着、中身の確認

14時までの注文と支払いが確認されると即日発送となり、翌日到着しました。
早速開けてみます。

パッケージの中身です

60gの袋が二つと計量スプーンが入っています。
この袋も楽天で売ってるジアテクターPの紹介写真と同じなので中身は同じで間違いないと思います。

60gの袋と計量スプーン

早速ですが、やはり袋は使いづらいので、今回もガラス瓶に移し変えました。

ガラス瓶に入れ替えました

計量スプーンでうまく量れます

最初に思ったことは、計量スプーンがちゃんと使えそうだと感じました。
wakasugiさんのはレジでもらうおまけのスプーンのようなもので、1gの計量が難しかったです。
それに対してこちらは、0.5gと2gが量れるようになっています。

0.5g用の部分


2g用の部分

では、これでちゃんと量れるかのテストやってみます。
まずは0.5gです。

すりきり0.5g

顆粒が大きめなのできっちりすりきりにくいですが、こんな感じで計量した結果は、

0.5gでバッチリ


表示部分が暗いのでそこだけ明るくしたのでなんか変ですが、なんと、0.5gできっちり量れています。
瞬間的には0.4を表示することもありますが、かなりの精度に思います。

次に2gのほうでテストしてみます。

こちらも2gすりきり


同様にできるだけすりきるようにしました。

結果は、

2gの計量結果


これも表示部分が暗かったので明るく加工してますが、1.9gを表示しています。
これも十分許容範囲ではないでしょうか。

ということで、付属のこの計量スプーンはちゃんと使えます。
(wakasugiさんの方も是非こういう計量スプーンにしてもらえたらうれしいです。)

私は性格上ハカリで確認しますが、ハカリなしでも大丈夫そうな感じですね。

見た目の違いやpH、濃度の測定結果

見た目の違いはほぼありません

次にせっかくなのでwakasugiさんのを使い切る前に並べて比較してみます。

並べて見た目の比較

右の”W”と書いてあるほうがwakasugiさんのほうです。

写真ではほぼ同じです。
実際にみても少しwakasugiさんのほうがより白に近い感じ。
顆粒の状態は、左の次亜の素がすこしパウダーっぽいものが多い感じです。
並べて初めてわかる程度で、どちらかだけ単体でみたらほとんど区別は難しいです。

次亜塩素酸水の作り方は同じです

では一度、次亜塩素酸水を作ってみます。

作り方は前編で紹介したものとほぼ同じです。
違いは水と顆粒の希釈分量です。

希釈の割合

パッケージに書かれている表を参考にします。

これによりますと、1000ppmのもの1リットル作る場合は、1.67gを溶かすようです。

比較のためと、前編で使っている500mlのペットボトルも利用したいので、これを元に計算してみます。
すると、500mlならば0.835gを溶かすことになりますが、計量がすこし現実的ではありません。

では1gを溶かす場合の水の量を計算しますと、598mlに溶かせばいいことになります。
これだと現実的な計量で出来そうです。

※表では1002ppmと書かれていますが、ややこしいので誤差と考えてここでは1000ppmとして計算しています。
1gを約600mlで溶かすと、この粉末では1000ppmのものができることになります。(計算合ってますよね??)

598mlを量ります

マーキングするために初回だけ598mlを量ります。

wakasugiさんの500mlの時と同様にペットボトルにマーキングして、次回から簡単にできるようにします。

598mlでマーキング

ここから先の作り方や使い方は前編のwakasugiさんのもの”【次亜塩素酸水】除菌水を手作りしてみました(エタノール不要の作り方)【コロナウイルス】”と同様で詳しく写真入りで書いていますのでこのページでは省略します。

pHと次亜塩素酸濃度を測ってみます

先日買った試験紙で今回もpHと次亜塩素酸濃度を確認してみます。
前回は水道水の状態を計らなかったので今回はこちらも計ります。

まずはpHです。

水道水のpH

我が家の京都市水道局からの水道水は目測ですが、pH6あたりでしょうか。

次に次亜塩素酸濃度もみておきます。

水道水の次亜塩素濃度

今回、浄水器を通した水を使用しました。
試験紙を見る限り、一番下の部分ですが全く反応(色の変化)はみられません。
結果、当たり前ですが次亜塩素酸(HClO)濃度は0ppmです。

では肝心のジアテクターP(次亜の素)での計測です。

こちらも除菌水の素の計測時と同じになるように、計算上で50ppmとなるように水で希釈しています。

まずはpHから。

次亜の素 50ppmのpH

pH6より少し7よりかなーと思ってそこに置いて写真を撮りました。
が、今あらためて見てみるとpH6から少しpH5よりに見えます。

目測なので厳密ではないですが、pH7(中性)よりは確実に酸性に傾いていることは確認できました。

次に一番大事な次亜塩素酸濃度です。

直後の状態

上の写真が次亜塩素酸水に試験をつけた直後です。
ここから10秒後の色で判断します。

その10秒間の間に前回同様に切り取って比較しやすくしました。

次亜塩素酸濃度は50ppmより多い?

その10秒後の色の状態では50ppmより少し濃いくらいの感じにみえます。

次亜塩素酸濃度はwakasugiさんでも少し濃い結果になったのですが、こちらもそれよりかは若干薄いものの、50ppmよりはほんの少し濃い結果となりました。

試験紙の確認は、条件も環境もかなり適当なので、あくまでも参考程度にしてください。

使い心地も特に違いは感じません

使い心地に関してはほとんど変わりませんし、溶かし具合も大きな違いはありませんでした。

ただ、顆粒のなかのパウダー感が少し強い(多い)ので(←うまく説明できなくてごめんなさい)、顆粒を取り出したり計量の際に飛び散りやすい気がします。

十分に防護をして作業してくださいね。

  • B!