京都・嵐山を拠点にするノマド的フリーランス親父の日々。

いちげんさん、おこしやす。

【基板修理】プラズマテレビに黒い縦線、黒い帯、完治復活【故障】

投稿日:2021年7月27日 更新日:

【基板修理】プラズマテレビに黒い縦線、黒い帯、完治復活【故障】

テレビの画面に黒い帯発生

一年前の話にはなりますが、作業写真を撮っていたのでどなたかの参考になればと記憶を元に記事にしておきます。

テレビに黒い帯が発生!(縦に幅数センチの帯状の縦スジ)

画面に黒い帯の故障

その少し前からその部分の色合いがチラついたりおかしかったりしたので気にはなっていたのですが。
とうとう、黒い帯と化して映らなくなってしまいました。

叩けば直るか?っと昭和生まれのおじさんは思ったのですが、叩いてみてもダメでした。

プラズマテレビが故障しました

家を買った時に購入でそろそろ寿命だとは思いますが、何とかしたい性分で。
そんな修理の一部始終を記録がてらアップします。

原因は何?接触不良?ホコリ?

さて、こんなときはGoogle先生の出番です。

検索してみると結構みなさんも出くわしてる有名な症状みたいです。
どうやら原因として考えられるのは概ねこんな感じのようです。

  1. 内部の大量のホコリによる何かの不具合
  2. コネクターの接触不良
  3. 基板の不良
  4. 画面自体の不良

では、さっそく開けてみましょう

作業は自己責任ですので、くれぐれも真似をされて何か起きても責任は負えませんです。
特にテレビ系は高電圧部分があります。

分解して確認

かれこれ15年近く問題なく動いていた我が家のプラズマテレビ。
(ちなみに私は液晶は嫌いで、次買うとしても有機EL)

ということで、ほぼダメ元&買い替え前提で分解していきます。

テレビの裏はネジだらけ

まず驚いたのがテレビの裏パネルのネジの多さ

ざっくり40本以上
うんざるする数ですねぇ。

今まではネジの多いときは電動インパクトやらペン型ドライバーでやっていましたが、実は先日新兵器を導入しました。
(裏パネルのネジの多さをみて導入するきっかけになったんですけどね)

それがこのベッセルの電ドラボール(電動ドライバー)

ベッセルの電ドラボール USB220とビットセット

Youtubeとかでレビューしてる人が多くて気になっていたモノ。
これが超絶便利です。

私が買ったのは電ドラボール 220USB-1ベッセル(VESSEL)とビットセットですが、購入後すぐにハイスピード (低トルクタイプ) 220USB-S1が発売されました。

違いはトルクとスピードです。買ったタイプはトルクが高いけど回転速度が遅く、新タイプはトルクが小さいけど回転が速いので電化製品の分解や組み立てにお勧めな感じです。

ほぼ手回しドライバーと重さも変わらないし、手締めも出来るので持ち替えることなくネジの外す付けるが効率よく進みます。

ここ数年で買った工具で一番よかったものと言っても過言ではないくらいです。

インパクト系だと重いし、勢い余ってネジを舐めることもありますが、さすがはベッセルです、しっかり必要なトルクを出しつつ素早く回転していい仕事をしてくれます。(簡単な木工DIYでも使えてます)

超便利でもっと早く買っておけばよかった

ということで、ちゃちゃっとネジさえはずせば特に爪などもなくパカっとパネルは取り外せます

ネジの長さ、種類や場所がごちゃごちゃにならないように数が多いときなどは私は写真のように元のネジの並びと同じように段ボールに差し込んでます。

ネジが混ざらないように整理しながら

閲覧注意のホコリまみれ

ここからは少し閲覧注意です。汚い写真が並びます。

ほこりまみれのテレビ内部 その1

中はご覧のようにホコリでびっしり
まぁ、ここまでホコリがたまっていると故障の原因になるのもわかります。

ほこりまみれのテレビ内部 その2

まずは掃除機とブラシで掃除します。

こんなとき、100均のお化粧用ブラシなんかがコスパ良くて使いやすいです。

100均の化粧ブラシも便利です

スッキリきれいになりました。

ホコリを掃除しました

コネクター部分を修理

次に、コネクター部分の接触不良を見てみます。

画面の真ん中に発生してる人も多いですけど、私の場合は画面に向かって左端に黒い帯。
プラズマ画面を8分割に分けて信号を送っているようです。

基板側から見ると反転して一番右になります。

その部分につながっているコネクターがこれ。

映らない部分のコネクター

一見なにも不具合がなさそうですけど、一番疑われている箇所です。

フラットケーブルを抜き差ししてみたいのですが、写真のようにネジで2か所固定してあります。
これを緩めてコネクターのツメを開放してケーブルを引き抜きます。

この部分、私の機種ではかなりタイトですので注意です。

ケーブルとコネクタを掃除して戻しました

このケーブルをハメ戻す際、テレビを立てたままだとやりづらいです。
できれば横に寝かすと作業がしやすいのですが、一人ではテレビが重くて横にするのが無理なので私は立てたままで苦労しました。

修理完成?ドキドキのスイッチオン

結果は写真の通り。

無事にテレビが直りました

無事に映像が復活し、直りました!

原因的にはホコリによるものか、コネクターの接触不良だったのかははっきりしませんが、直ったのでまずはヨシとしましょう。

参考までに 基板の型番 入手方法

今回、万が一基板不良かもしれないと思って、最後のコネクターの付いている基板も事前に調べていました。

Panasonic TH42PX600 バッファーボード(バッファー基板)
画面正面から向かって右側半分に対応する基板が TNPA3812 C1
画面正面から向かって左側半分に対応する基板が TNPA3813 C2 (今回の私の触った部品)

国内ではサポート終了製品なので、一応修理センターにも部品の在庫を確認しましたがやはりもう無いようです。
どうしても入手したければ、ebayなどの海外の動作確認済み部品を買うしかなさそうです。

この基板が原因でないと、またその次の基板かプラズマ側か順に探りながらになりますが、そこまでするなら部品の値段とか考慮すると新しいテレビを買ったほうが早い気もします。

有機ELの大画面テレビも安くなってきたのでそろそろ買い替えですね。

  • B!