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イソプロピルアルコールで手指消毒液を手作り(品薄エタノール不要)【コロナウイルス】

投稿日:2020年3月3日 更新日:

手指消毒液をイソプロピルアルコールを使って自作しました。

このページはコロナウイルスの影響で完売になっている消毒用エタノールや無水エタノールを使わずに、まだ手に入りやすく安価なイソプロピルアルコールの消毒スプレーの作り方を紹介しています。

※当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任は負いかねます。予めご了解の上、お読みくださいませ。

新型コロナで品薄のアルコール消毒剤の代用を作ります

イソプロパノールを使った消毒液スプレーを自作

アルコール消毒液の代わりに困って先日作った手作り除菌水に続いて、今回はイソプロピルアルコールを使った手指消毒剤を作ります。(イソプロピルアルコールの別表記:イソプロパノール、IPA、2-プロパノール)
(塩素系漂白剤やエタノールを一切使用しない次亜塩素酸水の除菌水の作り方(2/16up)はコチラ

イソプロピルアルコールならエタノールが品薄の今でもまだ入手できると思います。
嬉しいことに、価格はエタノールに比べてぐんと安くなります。
イソプロピルアルコール関連(参考:アマゾンリンク)

イソプロピルアルコールとエタノールの違い

今回も少し調べました。

まずは気になる「イソプロピルアルコール」と「エタノール」の違いですが、基本的な殺菌能力はどちらもほぼ変わりません。
今回の新型コロナウイルスのようなエンベロープウイルスに対しての殺菌効果は同じですね。(参考:丸石製薬)
但し、ノンエンベロープウイルスに対しての不活性効果はエタノールが優れています。

大事な事として、薬局に売っている消毒用エタノールに比べて、イソプロピルアルコールは取り扱いに注意する必要があります。
毒性と刺激臭はエタノールに比べて強くなります。
また、イソプロピルアルコールは脱脂力が強いことも念頭に入れておいてください。(その反面、価格は安くて、現在品薄のエタノールに比べて入手しやすいです)
※今回の作り方はエタノールが入手できない場合の緊急の回避策としてみてください。私もエタノールが手に入ればエタノールを使います。
健栄製薬のホームページにもイソプロパノールとエタノールの違いが掲載されています。(参考:健栄製薬

引火点が低くて危険だという説明も見受けられますが、理科の実験でよく使うアルコールランプのメチルアルコールとそんなに変わりません。むしろメチルアルコールの方が引火点も発火点も低いです。主なアルコール類は概ね引火点が15度前後、発火点が400度前後です。引火点と発火点もよく混同されますが、引火点は自然発火する温度ではありません。適切に保管すれば大丈夫です。
勿論、アルコール類が危険物であることには変わりませんので取り扱いには十分注意が必要です。

イソプロピルアルコールの消毒液の自作材料

では、早速ですが製作に必要な材料を用意していきます。

用意するもの(準備)

消毒液自作準備材料

まず必ず必要なものは、(商品名はアマゾンへのリンクになっています)

  1. イソプロピルアルコール(イソプロパノール、IPA、2-プロパノール)
  2. 精製水(無ければできるだけ綺麗な水。水道水でも大きな問題は無さそうです)
  3. グリセリン
  4. 容器(アルコール対応)
  5. mlが計れるもの

イソプロピルアルコールは薬局には無いのでネットで買うと楽で安いです。
アマゾンで売っているIPAはコチラ
精製水とグリセリンは薬局にあります。私は容器は100均のを使っています。

他にあるといいものは、

  • 手袋(手や肌を守ります)
  • シリンジ(あれば何本か、100均のでOK)
  • ビーカー(大きさは作る量にあわせて)
  • ハッカ油(いれると虫除け効果プラス)
  • アロマオイル(匂いをお好みでまろやかに)
  • 好みの化粧水(精製水の代わりに肌にやさしく)
  • ヒアルロン酸など(よりお肌にやさしく)

IPAは脱脂力が非常に強いので、必ず保湿成分になるものを配合してください。

ハッカ油を使うことで簡易虫除けスプレーとしても効果を発揮します。
精製水の代わりに化粧水を使うとお肌にやさしくなると思います。
化粧水の成分には元々グリセリン、エタノール等が入っている場合も多いので、成分の重複に注意して適宜自己判断してください。
ちなみに今回は出来るだけ家にあるもので作成したかったので、アロマオイルや化粧水は使っていません。

それぞれの必要量・割合・濃度について

IPAや精製水の分量や割合は以下を参考にしてください。
基本は、IPA:精製水の比率を7:3にします。つまり、70%濃度にするというわけです。
50~70%が適正といわれていますので、各自お好みの濃度に調整してください。
濃すぎると効果が低下するだけでなく、肌荒れの原因にもなります。

  • 濃度70%の場合の例
  • IPA/精製水&グリセリン等/作りたい量(各/ml)
  • 70ml/30ml/100ml
  • 56/24/80
  • 42/18/60
  • 21/9/30
  • 28/12/40

今回は30mlの量の消毒液を作りますので、”IPA、精製水、グリセリン、ハッカ油”をそれぞれ、”21ml、7ml、2ml、少々”で作成します。
化粧水などを使う場合は適宜各量を調整してください。

グリセリンは5%前後を目安にお好みで調整してください。しっとり感が変わります。
グリセリンなどの保湿成分の配合が少なすぎるとガサガサの肌荒れが待っていますのでご注意。

イソプロピルアルコールの消毒液の作り方

材料を準備したら早速作っていきましょう。作り方は簡単ですが、薬品ですので取り扱いには十分注意してください。
手順については特に順番がありませんので、やりやすい順に容器に入れても大丈夫です。

手順1.イソプロピルアルコールを注入

私の職業柄、電子基盤を洗浄したりすることも多いので、IPAはアマゾンで小分けされたものを買って持っています。IPA(参考:amazon)
引火性も高いので大量保管は届出がいるようなものですので、私は少量づつ購入しています。

このイソプロピルアルコールは以前アマゾンで購入

まず、最初にイソプロパノールを21ml計って容器に入れます。

今回はIPAを21ml使います

私は一旦ビーカーに適量移してからシリンジで吸い取って、容器に入れました。

イソプロピルアルコールを注入

シリンジがあると作業が楽です。
できれば液体ごとに使い分けると、いちいち洗わなくて済みますので便利です。
ダイソーの化粧品コーナーで買いました。

手順2.グリセリンを注入

保湿のためにグリセリン

手肌の荒れを保護するためにグリセリンを入れます。
自作化粧水を作るために元々家にあったもので、写真は小さいほうで100mlのタイプです。
グリセリンP 100ml(アマゾン)が500円位で、大きいほうの500mlだと1,000円位です。

グリセリンは今回2ml使用します。

今回グリセリンは2ml(約7%)にしました

こちらも同様にシリンジで計ったあと、容器に入れます。

グリセリンを注入します

手順3.精製水を注入

今回は精製水を使いますが化粧水も尚良

この精製水はコンタクトレンズ用のもので、100円もしない格安のものです。

代わりに化粧水を使うと肌にもやさしくなると思います。その際は配合成分に注意してくださいね。

ちなみに、日本薬局方の精製水は医薬品扱い(【第3類医薬品】精製水Pワンタッチ式キャップ 500mL)(Amazon)で、値段の安いコンタクト用は雑貨用品に分類されているものが多いですね。

精製水をシリンジで計ります

精製水に不純物を混ぜたくないので、一旦ビーカーに移して作業しました。

精製水7mlを計ります

精製水は7mlを計って、容器に注入します。

手順4.ハッカ油を注入

ハッカ油はお好みで使用

このハッカ油も昨年の夏に自作虫除けスプレーを作ったときの余り。
写真のものはハッカ油P 20ml(Amazon)で、アマゾンでも薬局で600円くらいだったと思います。もちろんこれは入れなくてもOKですがIPAは臭いが結構強いため、出切れば匂い対策で何かいれるといいと思います。

今回はアロマオイルが手元になかったので、IPAの匂いをごまかすのと虫除けの一石二鳥にもなるかなと注入します。
ハッカ油は数滴分入れました。

ハッカ油を注入します

他の成分を配合したいときは忘れずに入れましょう。

手順5.混ぜ合わせて完成

すべて材料を容器に入れたら後は混ぜるだけです。

すべて入れたら混ぜます

しっかり振って混ぜ合わせましょう。

イソプロパノールを使った消毒液スプレー

完成です。

好みの使い加減になるよう、イソプロピルアルコールの濃度に注意しながら、他の成分の量を調整してみてください。
最初は少量で試してみることをお勧めします。
一般のアルコール消毒液でもそうですが、手指に使用時は乾く前に目などをこすらないように!あくまでも主成分はIPAですので。
また吸い込むのも体に害ですから、鼻を近づけて嗅いだりしないようにしてくださいね。
以上、よかったら参考に作ってみてください。(但し、自己責任でお願いいたします

アルコール濃度の高いお酒(ウォッカ、ワイン)を蒸留してエタノールを抽出する方法もあります。ただ、製作には危険(火事の恐れ)が伴いますし、法律的にグレーな部分もあります。緊急時なので、法的な部分は国が許してくれるとしてもすっかりこれらのお酒も品薄なので、なかなか大変な現状です。

はやくコロナが終息して、街中の混乱がおさまることを願います。
コロナ関連ブログはこれにて一旦終了して、次回からはまた通常のブログに戻す予定です。
では。
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