京都・嵐山を拠点にするノマド的フリーランス親父の日々。

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【QNAP NAS】TS-253D メモリ増設16GB化(仕様上限突破できるか) 32GB化は?【実験】

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QNAPのTS-253Dのメモリ増設で16GB(8GB×2)化してみました

先日、NASの老舗メーカーQNAPのTS-253Dを新規購入しました。

新規購入の理由、開封レビュー等は別途記事にして後日アップ予定です。

簡単に言うとこれまで使っていた、
SynologyのNASがAmazonDrive、AmazonPhotosとの同期連携(「Cloud Sync」等)を2020年11月1日で終了してしまうからです。

特に自動でバックアップ&無料で無制限で写真が保存できた(←何かとお得な「AmazonPrime特典」をご存じでない方はコチラ)りかなり重宝していました。

幸いなことにQNAPのNASにもSynologyと同様にAmazonへのバックアップ機能が搭載されています。
ということで、Synologyに保存していた写真、動画ファイルはQNAPのNASに移行することにしました。
今のところ、QNAPの方ではAmazonとの連携を終了させるような告知はありませんがどうでしょう・・・。

標準で4GBのメモリが搭載されていますが、今回は仕様上の上限8GBを超えて搭載して動くかの実験です。

TS-253Dのメモリ増設テスト

今回は2bayのTS-253Dで試します。
4bayのTS-453D、6BayのTS-653Dでも搭載ドライブの数が変わるだけでハードは共通のようです。

仕様上の上限は8GB

まずは、メーカー公式の仕様表を見てみます。

そこには「4GB×2枚の8GBが上限」と書いてあります。

本体にはスロットが2つあって、最初に4GBが1枚搭載されています。
仕様に従って8GBにしようとして、残り1スロットに例えば手持ちで余っている4GBを追加しようとしても注意が必要です。

というのは代理店さんのHPの注意書きなどを見ますと、
メモリを2枚実装して使用する場合は、必ず同一規格、同一仕様のメモリを2枚取り付ける必要があります。」
と書いてあります。

つまり、最初に搭載されているものと同じメモリをもう1枚購入して挿すか、別に新しく4GBの2枚組を購入する必要があります。

同一規格に関してはDDR3かDDR4かくらいの大雑把な意味合いだと思うのですが、同一仕様の解釈はどうでしょう。
片面実装か両面実装か。搭載チップの数やメーカーが同じならいい?
理解が難しいですね

純正の増設メモリについて

ちなみに私のTS-253Dの初期搭載メモリはこれでした。
型番は[AD4S2400J4G17-BHYZ]です。

最初に入っていた4Gのメモリ(DDR4 2400)

そしてQNAP公式のオプション販売ページの純正増設メモリの仕様は、

DDR type: DDR4(260PIN)
Capacity: 4GB
Spec: HYNIX 512M X 16
Manufacturer: ADATA
Frequency: DDR4-2400
Form(PIN): 260PIN
Manufacturer P/N: AD4S2400J4G17-BHYA
Power Supply: 1.2V
Dram Organization: 512M*64
Temperature: 0℃~85℃
Environmental Regulation: RoHS

と書かれています。型番の末尾一文字だけ違いますが、ほぼ同じものと思われます。

公式ページの販売価格を見てみますと、

shop.qnap.com

4GB DDR4-2400 260PIN RAM MODULE SODIMM (https://shop.qnap.com/?route=product/product&product_id=263&language=en)
Price: US$115.00
Model:RAM-4GDR4A0-SO-2400
EAN: 4713213513040
UPC: 885022014972

記事を書いている時点での価格が115.00ドル!となっています。
DDR3の4Gが1枚でこのお値段、びっくりしますね。

テックウインドさんなどの代理店が売っている4GB×2のセットだともう少し安くなるのですが、それでもなかなかいい金額がします。
テックウインドさんがAmazonで販売しているのはこれです。TS-253D用ではないのですが、価格の参考で。
QNAP(キューナップ)専用増設メモリ DDR4-SO2400-8GB-KIT 4GB 2枚パック センチュリーマイクロ製

そこで、メーカー純正でもなく、代理店の製品でもないメモリを今回試してみようと思います。
うまくいくと安く増設できますので。

まずはTranscendの8GB×1枚の増設テストです

まず最初に8GBを1枚で実験です。

これは問題なくいけると思いますが、念のためテストしておきます。

使用したのは手持ちの検証用のメモリ。
Transcend PC4-21300 (DDR4-2666) 8GB SO-DIMM (無期限保証) JM2666HSB-8G

まずはTranscendの8GBを試してみます


これまで相性問題も無くて、安くて無期限保証なのでよく使っています。

では早速最初の4GBと入れ替えてみます。

TS-253Dメモリスロット


ボード上にはきちんと”Primary”と”Secondary”の表示が貼ってあります。
1枚挿しなのでPrimary側に挿します。

8GBのメモリをまずは一枚挿してみます


狭いスペースなので最初は入れ辛かったのですが、コツをつかめば簡単に抜き差しできるようになりました。

8GBを1枚挿した状態

では、早速電源をいれて確認してみます。

8GBの1枚挿しはバッチリ認識しています


写真の通り、無事に起動完了しました。

まぁ、これは特に仕様外の事をしているわけではないので問題なくいって当たり前です。

では次に禁断の??16GBへの挑戦です。

【16GB】メーカー違いの8GB×2枚挿し実験

さて、ここからが実験の本番です。

実は先ほどのTranscendの8GBと同じものを持っていないので、いきなりですがメーカー違いの8GBを足してみます。

使うのはこちらの8GB。

M75q1に使っている8Gを拝借


LenovoのM75q1に使っているものを少し拝借します。
メーカーは違いますが、規格的にはDDR4-3200で同じです。チップは違いますが。

8GBのメモリを2枚挿して16Gに


ご覧のように2枚挿しましたので、運命の16GBで起動させてみます。

かなりドキドキします。

結果はいかに。

検証結果

まずは結果を先にいいますと、写真のように起動完了し、メモリも16GBで認識されています。

16GBで認識はしています


実験は成功です。

メーカー違いのDDR4の8GBを2枚挿しても起動、稼働することを確認しました。

そして元々のDDR3-2400の4GBよりもDDR4-3200になったことで動作クロックが上がったことと4GBから16GBへメモリが大幅アップしたことで動作も少し機敏になった気もします。(単にプラセボかも)

ただし、電源をオンしてから起動ブザーが鳴るまでにかなり時間がかかりました。
4Gの時と8Gが1枚の時はブザーはすぐに鳴って起動開始されましたが、この実験の8GB×2枚はそのブザーが鳴るまでHDDの回転やアクセスランプの点滅もなくて少し焦りました
やっぱりだめなのかなーっと思った矢先にブザーが鳴り、HDDの回転も始まった感じです。

ひょっとして簡単なメモリチェックとかしてたのかな?メーカー違いで何か起きていたのかな?とか。

実験自体は成功ですが、仕様外のことをしているのでこれから先何が起きるかわかりません。

私の使い方では8GBあれば大丈夫なので、当面は8GBまでで運用していきます。
今後の流れでは8GBを2枚セットで買って、ちゃんとそろえた16GBも考えていますが、それはメモリの使用状況を見ながら考えます。

今なら8GB2枚でも安いのありますしね、3200で買うならこのあたりでしょうか。
安く買うなら何故か2400より安く出回っている2600でもいいかなと。

CFD販売 Crucial (Micron製) ノートPC用メモリ PC4-25600(DDR4-3200) 8GBx2枚 CL22 260pin 無期限保証 W4N3200CM-8G
恐らく問題ないかと思いますが、当然ですが動作保証はできません。

さらには32GBへ

と、ここまでくるとどこまで増設できるのか、ってことになりますが、手持ちのメモリが他にありません。

残念ながら今回の実験はここまでです。

せっかく新しく買ったNASを壊すのも怖いんで。

そしてやっぱりQNAPのNASはAmazonPhotosとこれまで通り自動で同期連携ができるので便利です。
Synologyも使い続けますけど、これからは一家に一台QNAPかな(笑)。

  • B!