京都・嵐山を拠点にするノマド的フリーランス親父の日々。

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【宅建】TAKKYOの登録実務講習に行ってきました【修了試験合格】

投稿日:2020年2月7日 更新日:

宅建士の登録へむけての登録実務講習を受けてきました

実はわたしは畑違いのド素人

私は不動産屋ではありません

そもそも私は不動産屋でもなく、そして今後も不動産屋で働く予定もありません。
自己啓発と頭の老化防止の一環として、数年前から毎年何かひとつ資格取得を目標にして受験しています。

で、昨年は宅建(宅地建物取引士)を受験し、合格していました。
ちなみに受験勉強はLECさんでお世話になり、見事一発合格しました!

宅建士 合格証書

登録実務講習とは

宅建合格だけでは宅建士ではない

宅建士として働く(宅建士として名乗る)には都道府県に登録した上で宅地建物取引士証(宅建士証)持っていないと法律違反です。

先に書いたように去年試験は合格していたのですが、合格だけでは登録できないのが宅建です。
ちなみに合格は一生有効で、登録の期限はありません。が、、、

実務経験がないと宅建士にはなれない

宅建士になる=登録するには「宅地建物の取引に関する2年以上の実務経験が必要」なんです。
つまり、全く畑違いの人生を歩んできた私には残念ながらそんな経験は当たり前ですがありません。

実務経験の代わりになるのが登録実務講習

そこで登場するのが「登録実務講習」です。
これを受講して修了テストに合格するとそれが2年間の実務経験の代わりになるんです。

ですので、私が宅建士になるには
・これから不動産屋で働いて実務を2年以上積むか
・登録実務講習を受ける
の2択しかありません。
したがって現実的な登録実務講習を受けたということです。

登録実務講習にかかる費用

講習料金はバラバラです

さてその講習料金なんですが、じつは実施機関によって差があります。

というのも、この講習自体は国交省から民間業者に委託されていて、その料金はそれぞれが独自に決定しています。

出来るだけ安いところがいい

安さだけで選んではダメなのかもしれませんが、私の場合は実務に役立つ講習の内容そのものよりも価格重視です。
不動産屋になるわけではなく、宅建士になるのが目的ですので。

ということで、実施機関のホームページを見て回ったところ、
「世界一最安値です!」というキャッチコピーのTAKKYOが一番安かったです。

登録実務講習実施機関一覧はコチラ (国交省のページ)各実施機関へのリンクも貼られています。
※私と同じく安さ重視の方は各業者のHPを見比べその時その時で安い業者を選ぶといいでしょう。(TAKKYOも申し込み時期で価格は変動しているみたいです)

合格発表前くらいに見たときは確か9,500円くらいで、その後私が申し込むときに12,000円。今は13,000円になっていました。
急がない方は一番安いタイミング(恐らく合格発表直前くらいまで??)を狙うといいと思います。

開催場所、日程、日数も大事

難点は、一番近い会場で大阪。私の住む京都から会場までは片道1,000円位。
つまり、会場までの交通費も考慮して、講習業者を選ぶ必要があります。
受験勉強でお世話になったLECとかは家から近い京都会場もあるのですが、TAKKYOの約2倍の講習費のため候補から外れました。

考えた結果TAKKYOさんに決定

ということで、日程と実施会場までの交通費を計算しながら最終的には、1月開催の
TAKKYOさんに決定しました。

それ以外にも、修了テストの合格率が99%だったり、即日交付が決め手になりました。

申し込みから講習まで

お金を支払って合格証書を送ります

銀行振り込みで料金を支払いが完了した後、TAKKYOさんから合格証書を送ってくださいとメールが来ました。
それに返信する形で合格証書の写真を添付しました。
指定された期限までに合格証書を送っておくと、講習最終日の試験に合格すると修了証書が即日交付してもらえます。

事前の自宅学習が必要でした

講習会までにテキストと練習問題をやります。
これはどの業者も同じですが、講習当日までに約1ヶ月の自宅学習が必要です。

TAKKYOさんからはテキストが3冊が送られてきました。
そして、ホームページから練習問題などをダウンロードし、それもこなしてから講習を受けるように指示がありました。

登録実務講習のテキスト

意外と時間がギリギリ

試験の合格発表の当日に申し込んで、テキスト到着が翌日。

講習会までの約30日程度の自宅学習時間がないと無効、というような注意書きもありました。
つまり、今回は申し込みから講習まで約1ヶ月、というかギリ30日程度でした。

申し込み時にも講習締め切りが確か1ヶ月前の15時入金までとかだったので、ほんとにギリギリでした。
あと1日遅れていたら値段も上がっちゃってたかもしれません。

分厚いテキストを読み込みます

分厚い基本テキストと補足のテキスト2冊があるのですが、基本的には一番分厚いテキストを勉強します。

受験の際に勉強した内容も含め、実務的なこともたくさん盛り込まれていました。
読むだけであれば丸1日あれば読めるくらいのボリュームです。

練習問題もあります

一通りテキストを学習した(というより読み終えた!)ので、早速自宅学習用問題をやってみました。
残念ながら、だいたい7割程度しか正解しませんでした。
やはり実務的な問題に関しては読むだけでは理解できてなかったのかもしれません。

講習(スクーリング)当日の流れ

遅刻厳禁(ルール厳守)

当たり前ですが、国交省の名のもと、法律に基づいて行われるものですので1分の遅刻もアウトです。
実は今回、遅刻されて失格の方も。

私は京都の自宅から会場まで90分くらいかかるのと、初めて行く会場だったのでかなり早めに到着するように家を出ました。
実際、集合時間の45分前くらいに到着してしまい、まだ私だけで開場の扉もしまっていました。
開催場所によっても違うかもしれませんが、今回の大阪会場は予定より10分早く開場されました。

登録実務講習会場

けっこうハードスケジュール

あくまで今回のTAKKYOさんの大阪会場の場合のタイムスケジュールはこんな感じでした。
9時スタートで16時30分終了。1コマが60分か90分の講義が1日5コマ。
2日目は、最後の60分の1コマが修了試験の時間です。
各コマの間の休憩は10分で、お昼休憩も30分しかないのでかなりタイトな時間割です。
講師の方も大変そうでした。

講師の方は有名な方でした

どんな人が講師なのか少し気になっていましたが、今回担当の講師の方は不動産業界では有名な方のようです。
ご本人もフェイスブックに今回の講習のことを書かれていましたので、お名前出してもいいかと思いますので書いちゃいます。
https://www.facebook.com/ritsuko.fukumaru
“福丸”さん、この方でした。

業界の裏話的なのが面白い

勉強的な内容ももちろん講義されるのですが、福丸さんは不動産業界のいろいろなお立場ももたれていて、実際の取引や仕事に関する経験談がとても興味深くて、眠くもならずあっという間に講義の時間は過ぎていきました。

TAKKYOの登録実務講習修了試験

修了試験の内容はこんな感じです

試験内容といってももちろん問題を書くわけにはいきませんので、言える範囲で。

修了試験は○×マルバツ式で答えるのが30問と記述式(といっても穴埋め的なもの)20問の全50問です。
合格するにはそれぞれ80%以上を正解しないとダメです。片方が満点でももう片方が80%ならダメです。

修了試験の難易度は?

皆さんが気になる試験の難易度ですが、私的には簡単でした。

というのも、講師の方が講義中に重要ポイントを教えてくれるからです。
そのポイントにアンダーラインやマーカー、付箋で見出しをつけたりすると8割以上の正解は苦ではなかったです。
(試験はそのテキストを持込できますので、テキストを見ながら解答できます。)

ただ、運転免許の試験を例にするとわかりやすいかもしれませんが、日本語の言い回しというか文章の読み方によっては○か×か迷ってしまった問題がいくつかありました。

記述式のほうに関しては講義の中で修了試験とほぼ同じ内容の問題演習をやるので、そのときしっかりマスターすれば大丈夫です。間違えやすいポイントも教えていただきました。
こちらもその演習テキストを見ながらできるので安心してください。

試験時間は60分(ビミョー)

試験は60分です。途中退室は試験開始後20分経過後から可能です。
解き終わった人から、講師の待つ机まで解答を持っていき、目の前での採点でした。
私は40分位で見直しも終わりましたので、いざ、採点へ向いました。

運命の瞬間

かなりドキドキします。

マルバツの解答に赤丸がつけられていきます。
途中、不正解が3つくらいあって、やばい!!!っと、内心かなり焦ったのを覚えています。
記述式は全問正解でした。

こうして見事8割以上の正解で合格しまして、修了証をもらいました。

登録実務講習修了証

試験時間は90分の業者もあるようですが、TAKKYOさんでは60分でした。

20分経過後ですぐ採点に向うかたは無かったのですが、30分くらいからチラホラと。
私の後はすこしずつ採点待ちの列ができていたようです。
およそほとんどの方が50分くらいで終わっていたのではないでしょうか?

後で講師の方のフェイスブックを読んでわかったのですが、今回の私の講習では全員合格だったようです。
講師の方も”受講生100%合格が目標です”と最初に仰っていたので講師の方も目標達成でした。

60分は長いので焦らなければ大丈夫ですが、やはり8割以上正解(○×だと30問中24問以上正解)しないといけないというプレッシャーで焦ってしまうと一気に時間だけが過ぎていって危険です。
ひとつアドバイスをいうと、講義中に教えてもらう試験にでるポイントを素直に解釈して答えること。
変に深く考えたり、余計な気をまわすと間違ってしまいます。私もそれでいくつか間違えました。
しっかり講義をきいて受講すれば大丈夫ですよ。

修了証書の有効期限

見事修了証書をもらえたわけですが、都道府県によっては有効期限があります。
ちなみに京都府への登録申請は修了証書をもらってから10年間だったと思います。
期限のない都道府県もあったかと思います。
(ただし宅建士合格後に1年以上経過での登録だとまた別の「法廷講習」を受講しなければなりません。)

私のように他府県での講習を受けても修了証書は全国で有効です。
しかし、宅建士の登録は受験した試験地の都道府県の登録となりますのでご注意を。

余談:宅建士は維持費が高い

ちなみに、登録に4万円位かかったり、宅地建物取引士証を維持するには5年に一度の法定講習15,500円(交付申請手数料が4,500円、法定講習受講料が11,000円)かかったりと、維持費の高いのがデメリットですね。

私も受験のテキスト、試験費用や今回の登録実務講習費用などだけでもすでに5万円位かかっています。

ですので、実のところ、登録しようかどうか迷っています。
今後、進展あればまた報告します。

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